キッズサイエンスクッキング「砂糖のふしぎ」を開催しました
6月11日(土)スペースマインにて、
キッズ・サイエンス・クッキング
「砂糖の化学変化からできるキラキラスイーツ」
を開催しました。
電子温度計、スポイトを使い、お菓子を作るっていうところから入ります。
子供たちの目が最初のちょっと緊張から、キラキラに変わるのはどういう瞬間かな~
と見ていると、
最初は、実験器具みたいなのを使って、ちょっとワクワク。
そして、
目の前で、まるでマジックのように、いつもの砂糖の形状が変わっていく様子を見たとき!
おぉ~っ!て。
いいな~、この瞬間、この目の輝き!
この日、子供たちが作ったのは、
親しみのある、プリン、べっこうあめのほかに、
こんなお菓子は、大人だって作り方の想像もつかない!という、
プラリーヌ2種、ロックキャンディ というおしゃれなお菓子も登場。
パステルのなめらかプリンのような、濃厚なプリンを作ります。
プラリーヌもおいしいよね~
登場するお菓子が、
中学校の理科、小学生でも中学受験に出題される
「砂糖の溶解度」と結びついたり、
そのほか、いくつかの砂糖の化学的性質の勉強と結びつくなんて!!
中学生だって、お母さんだって、
いつもお菓子を作っているパティシエだって知らないでしょう。
溶解度は、つまずきやすい理科の分野かもしれませんが、
お菓子を作る過程を見たら、
「うっわぁ~おもしろ~~い!」
「そういうことだったの?」
と改めて、違う頭で理解でき、「理科っておもしろい!」につながります。
この日は、小2~6年生のお子さんたちが対象でしたから、
これから理科で習う内容を、先取り!
低学年では、
今、楽しいと科学に触れる、この入口がすごく大事だと思うのです。
これを数年後に習ったときに、「あの時に教えてもらったことはそうだったのか!」
と、腑に落ちて欲しいな~。
理科をこういう目で見ることができたら、
大好きになっちゃうこと間違いなしです♪
付き添いのママたちも、
前のめりになって、作り方を見たり、理論を聞いたりしてくれるのも、うれしいです。
大人レベルでも そそられるおもしろさ をひそかに目指しています。
そして、子供がこの単元を学校で習ってきたときに、
このときのレシピを引っ張り出してきて、
お子さんにもう一度見せてあげてください。
「点と点がつながって、線になる」
それこそが、学びのおもしろさ なのですよね。
本日も最後までご覧いただき、ありがとうございました。
「科学で料理はもっと美味しくなる!」
食育(子供料理教室・講演)、調理科学、フードコーディネート
Manyoria int’l (マニョリア)
木村 万紀子
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執筆本のご紹介
●『パンづくりに困ったら読む本』(池田書店)
(パンづくりのQ&Aを執筆)