子供の料理を見守る大変さに、かつては避けていました


奈良県 もちづきさん 年長の娘さん

こども4チョイス

◎お子さまの受講中のご様子や、受講後の声をお聞かせください。

何を作るのか?
前日のお買い物からとても楽しみにしていました。でも、ちゃんと作れるの?
と不安な気持ちも隠せない様子でした。ハサミで食材を切ることもさせたことがないのですから
当然のことですが
包丁も持たせたことがありませんでしたが
自分用のハサミ、包丁を見たときはとてもうれしそうでした。

とにかく一生懸命にパソコンの画面に向かい、
先生の言葉をしっかりと聞こうと必死でした。

自分のペースだと
みんなと一緒に時間内に達成できない場面が度々ありましたが、

人参をピーラーでむく時もハサミで切る時もみじん切りにする時も、
ミンチに材料を混ぜて丸めて焼く時も

一度もあきらめることなく
一生懸命に作業をしている姿が目に焼き付いています。

何が一番楽しかった?
とたずねたら ピーラーとハサミを使って切る時と、
ハンバーグを混ぜるところ!

難しかったのは焼いているハンバーグをひっくり返すところ!
と答えてくれました。

一度の経験ですが
これは今の自分に出来る事、
これは難しい事と
自分の中で経験しながら判断していたように感じます。

ZOOMを退出しても
家族の分を盛り付け終わるまで
一生懸命にやり遂げ

姉たちに「すごい」と褒めてもらえたことが
とても嬉しかったようです。

その日の晩も、翌日も
自分から「今日は自分に出来ることは何かないの?」
とお料理に携わりたいという気持ちを見せてくれました。

自分で作った事を
単身赴任中のお父さんに伝えて

翌日帰って来た時に取っておいたハンバーグを食べてもらい

「美味しいね!頑張ったね!すごいね」
と一番ほめてくれたことがとてもうれしかったようでした。

◎お子さまにとって、1つ1つの調理工程の難易度はいかがでしたか?

ゆっくりですが一つ一つ丁寧に行えていたと思います。

ハンバーグを熱いフライパンに乗せるとき、
フライ返しで返す時が一番難しかったように思います。

熱いから触ってはいけないと思い、
最初は投げ入れるような感じでしたし、

返す時はハンバーグが丸くて転がる感じで
うまくフライ返しに乗らず、結果ほぼ手伝ってしまいました。

包丁と食材の距離感がつかめない感じでした、

硬いさやいんげんは慣れるまで一本づつでもいいのかなと?

ゆっくりと包丁を使うこともやっていきます。

◎お母さまのご感想をお聞かせください。

申込みが直前でしたが、
一緒にお料理を作ってみる?の問いかけに「うん!」と即答してくれたのは
とても嬉しかったです。作り方のレシピを手渡してから

何を作るのか知ってからは
楽しみで仕方ない様子でした。

準備をしながら感じたのは
前もって準備することは
とても大変だということ、

私はこれが嫌でめんどくさいと感じて
自分の都合だけで
子どもたちの可能性をつぶしていたんだと

あらためて気づかされたことでした。

ただただ、上の子二人には申し訳ないことをしてしまったと
反省しています。

思えば幼稚園や小学校の時に

やりたいという気持ちがたくさんあって

台所で作っている横で
作り方のメモを取ることもたくさんあったのに…。

母親の関わり方がとても大切であるとわっかっていたけれど
出来なかった自分をとても反省しています。

自分のめんどくささ、
危ないという必要以上の心配はいらないのだと、

そのことよりも注意事項をしっかりと伝えて
子どもの可能性を信じることが出来ないとダメなんだな

と感じました。

私たちの身体は食べた物から出来ている、

将来子どもたちが母親になった時に

愛情をこめて自分で作った美味しいご飯を食べさせてほしいと思っています。

 

先生の言葉をしっかりと聞いて
自分の目で見て食材を触って切って混ぜて、

いろんな感覚をフルに使って作ることの楽しさを感じている三女を見て

今回参加して本当に良かったと思っています。

木村万紀子先生ありがとうございました!

◎今後のご要望があればお聞かせください。

この様なzoom講座を定期的に開催して頂きたいです。

・・・木村万紀子からひとこと・・・

もちづきさんの感動が伝わってきました♡

キッズクッキングって、ただ子供が料理できるようになる教室ではないのですよね。大人が「気づかされる」ことがなんと多いことか!

普段は、リアルの調理実習で、

私はスタッフたちと、お子さんたちをサポートしながら、

実は、スタッフだからこそ、味わえる感動を多くいただいていました。

時には、この感動を私たちだけが知っているということもあって、

後からお母さんに口頭で伝えるのですが、

その場で一緒に感じたかったということも、多いのですよね。

だからこそ、リモートで、自宅で、お母さんに我が子についてもらって、

というのは、感慨深いいろんな気持ちになると思います。

私も子育て真っ最中なので、いろんなことがよくわかりますよ~!

ご質問のハンバーグを入れるときに熱くてこわい、うまく裏返せない、切るときに野菜を束ねて切れない
ということについては、

日頃私たちがやっているサポートの仕方があるので、

グループメールで、受講生のみなさまにお伝えしますね。

子供の料理は、大人とまったく同じやり方ではなく、
工夫がちょっと必要なのですよね。