夏休み、子供との昼ごはんを楽しもう!


 

 

【料理は創造力を働かせる】

 

園児の娘は、夏休み前の今、毎日午前保育で帰ってきます。

帰り道に、今日のお昼は何食べる?と娘と考えることもしばしば。

そのときに、「何が食べたい?」とは聞きません。

お題を与えます。

私「今日は、オムライスがいいかなと思うの。オムライスって、普通はご飯に何が入っている?」

娘「トマトケチャップ、玉ねぎ、肉」

私「でも、昨日の夜に、肉が多い料理だったでしょ?お昼は野菜をいっぱい食べて欲しいの」

 

<家にあるもの>アボカド、きゅうり、トマト、チーズ、卵、白米

 

そこで娘「卵をとろとろにしたい。どうやってするの?チーズを入れてとろ~っと?」

私「牛乳を入れると固まりにくくてとろとろになるよ」

 

娘「きゅうりとアボカドとトマトは、上にのせるのではなく、中に入れたい」

私「小さく切る?大きく切る?」

娘「小さく」

 

娘「サラダみたいだから、卵にケチャップをかけるのと、マヨネーズをかけよう」

 

①マジ?マヨネーズをかけるの? という提案もあるのですが、

そうとうまずくない限り、娘の意向を取り入れて、

『娘が自分で考えた料理』にすることがポイント。

 

②娘が気付かないように、おいしくなるように誘導する。

(たとえば、きゅうりは塩もみするとか)

 

③娘が考えられないようなことは、選択させる。

(大きく切る?小さく切る?など具体的に)

 

④家に帰って、おなかすいた!ご飯まで待てない~となるので、

卵を割って焼いてね など、メインとなる華やかな仕事を言い渡し、張り切らせる。

味見してもいいよ~ もうれしい。

 

④食べるときは、「美味しい!天才!」とオーバートークでほめちぎる。

 

**

 

さて、今日のお昼は何が生まれるかな?

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子供に料理させるのは面倒くさいと思う気持ちは、主婦としてよくわかります。

私はそれが職業なので、慣れてるわけですが、

でもおうちで、ゆっくり我が子と向き合ってやってみても、やっぱりおすすめしたいなぁ。

 

我が子が自分で考えて作るときの、イキイキした表情を見ると、やらせてよかったーの気持ちになります。

 
                           
本日も最後までご覧いただき、ありがとうございました。

 

「科学で料理はもっと美味しくなる!」

 

 

 

食育(子供料理教室・講演)、調理科学、フードコーディネート

 

 

  Manyoria int’l (マニョリア)

 

 

     木村 万紀子
HP www.manyoria.com

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