田植えイベント2015~vol.2
vol.1のつづき
●田植えでは、
田んぼの生き物にも出会えます。
- じゃぶじゃぶ泥んこを楽しんじゃってもOK
- 小さい子も、入れた(^^)最初は抱っこされていたけれど、入れた瞬間を見たよ~
- 1枚目の田んぼを植え終わって、2枚目の田へ。
田植えの泥の中を移動する何気ないシーンですが、
泥に慣れた頃の
この開放感が伝わってきますか?
- もくもくと植えていると、ココロがす~っと、「無」になります。
「自然と一体化している」 そんな気がしてきます。
- 泥に足をうずめて苗を植えていると、日本人の本来の姿、農耕民族の血が私にも流れているんだな、
そんな風にも感じられるくらい、心静かになるのです。
と、同時に、大地のパワーも感じられる。
●私にとっては、普段のあくせく忙しい生活とは別世界で、
自然の声を聴くことを思い出させてくれる、貴重な時間でもあります。
- 最後は、みんなで「バンザーイ」して終わったよ!なんともいえないこの一体感。
感動です!!!
萩原苺農園のみなさま、今年もこのような機会をいただけたことに感謝いたします。
このイベントの中で、
私たちがすごく感動することのひとつが、
農園主の萩原さんの話を聞けること。
「自分で食べるお米を自給するのもよいことです。
このくらいの大きさの田んぼを今日はみんなで田植えをして、たくさんとれるように感じるでしょうが、
とれる量は、実はみなさんのご家庭の一年分の消費量くらいなんですよ。」
という言葉が、みんな印象に残ったと後で聞きました。
「今まで考えたこともなかった。」
大人の私たちが、そうなんです。
普段スーパーで10キロずつ買っていたら、気づかないものなのです。
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私たちが取り組む一反という大きさの田んぼであれば、
食べ盛りの子供のいる家族1年分のお米はまかなえるかぎりぎりのところです。
田んぼ一反からは、今回のように、子供が入って手植えする&無農薬で作ると、収穫量は300キロ強です。
本当はもう数十キロ多くとれるのですが、小さすぎたものを機械がよけて、通常サイズの玄米でその量です。
ちなみに、機械で植え、化学肥料と農薬を使用すると、平均で500キロはとれ、うまくするともっととれるそうです。
みなさんは、一日、何合炊いていますか?
1合=白米150g です。300キロの玄米を白米にすると280キロほどになります。
一日5合炊く家族では、373日分。
一日6合炊く家族では、311日分なのです。
私たち、家族で田んぼ一反のお米くらいは食べれるものなのです。
その話を聞いて、お米を作ってくださる農家の方に改めて感謝の念を抱きました。
そして、私たちにとって、「農」がぐっと近くなった瞬間でした。
私たちは田植えと稲刈りを体験させていただくにすぎません。
その間の管理がどれほど大変なことか。
この広さの田んぼのお米を、自分たちの家族が食べ尽くしているんだと考えたとき、
頭の中に、今までと違う想いがわいてきました。
この事実を本で読むだけでは、ここまでズシーンとは、私たちの心に落ちてこなかったと思います。
体験できたからこそ、腑に落ちました。
本当にいい経験をさせてもらえて、ありがたいです。
田んぼの稲たち、秋まで元気に育ってね!!!
本日も最後までご覧いただき、ありがとうございました。
「料理で 子供たちの生きる力 をはぐくむ」
食育(子供料理教室・講演)・調理科学・フードコーディネート
Manyoria int’l (マニョリア)
木村 万紀子
HP www.manyoria.com