奈良・前田農園のトマト
・・・・前回のつづき
「トマトの旬は、夏と思うでしょ?
いや、3月なんだよね~」
の続編です。
築地御厨(みくりや)
内田悟氏 によると・・・
トマトの原産は、南米アンデス。
雨が少なく、乾燥していて、朝晩の寒暖差が大きく、荒地で、原種は育っています。
そのため、気温20℃、湿度75%を超えると育ちにくくなる。
日本の夏は、トマトにとっては、
ジメジメして暑過ぎて、適さない環境
というわけなのです。
つまりは、
収穫量が多いという点では夏が旬といえるけれど
おいしさでいう旬は、実は、春
そういうことですね。
その話を聞いて、ハッとしたことが・・・・・・。
奈良市4Hクラブのトマト農家
前田さんと、
12月にお話ししていたときに、
親子の食育イベントとして、
「トマトセミナー」をやりましょうと盛り上がりました。
そのときに、何月にしますか?とお尋ねしたら、
「3月がいいですね。トマトめっちゃおいしいですよ」
とおっしゃったので
私は、「え~~っ!さ、さんがつ??
それは、難しいなぁ。
トマトの旬は夏ですよね?
食育セミナーなだけに、旬のものを食べようという流れがあるから、
旬に実施がいいと思うんです。」
なんて言ってしまったのです。
でも、6月や7月になると、
トマトが毎日できまくって、収穫が追い付かないほどで、
その頃はセミナーするどころではないとおっしゃって。
ということで、話が宙ぶらりんでした。
そこで、そういうことだったのか、
前田さんごめんなさい!と思って、
すぐに、前田さんにアポとって、
トマト農家に見学に行かせてもらいました。
3月のトマト、めっちゃおいしかったです!
果肉がしっかりしていて、甘味とコクがあって!
本当にびっくりしました!
実は、私は、
わざわざこの時期にはトマトを買って食べない人なのです。
だって、スーパーの桃太郎のトマトは、
今の時期においしいと思えないですから。
夏の盛りの時期まで待つ。
といままで、そうしてきました。
いやいや、トマトを見る目が変わりました。
そ・れ・で、
トマトセミナー、来年3月にやることに決定!
私の深い思い込みがあったせいで、
楽しみは一年越しに・・・。
その分、じっくり考えて、いいセミナーにしていきたいと思います。
お楽しみに♪
本日も、最後までご覧いただき、ありがとうございました
食育(子供料理教室)・調理サイエンス・フードコーディネート
Manyoria int’l (マニョリア)
木村 万紀子