「米作りの会」2011 田植えをしました vol.1
いよいよ 「米作りの会」の田植えの日がやってきました。
週間天気予報では、ずっとマークで、毎日天気予報とにらめっこ。
それが、前日の夕刻の予報で一変して予想に
最高気温32℃、ピッカーンと気持ちのよいくらいの晴れの天気となりました。
田んぼの場所は、奈良市帯解。
JR奈良駅から2駅、中心部から車で15分と近いのですが、
とてものどかな田園風景が広がっています。
参加者のみなさんは、親子合わせて70人ほど。
幼稚園の年中さんが15名強、小学生が約10名で、
わいわい楽しい一日を過ごしました。
初めに、農家の方に、種もみをまくところから収穫までの
稲の一生について、大人向けにご説明いただきました。
稲は、収穫までに、3回黄色くなる。
3回目が収穫のときで、そのタイミングをずらさないように、おいしい状態で収穫しましょうというお話や、
今は田んぼに水を張っているけれども、それを抜く時期についてのお話など、
参加者の方も初めて耳にすることも多かったのではないでしょうか。
私も、ふむふむと聞き入ってしまいました。
次は子供たちへの説明です。
「今日はこの苗を使って、田植えをします。
これが育つと、秋にお米になります。
では、苗はどうやって作るのかな?」
ということで、
子供たちのてのひらに、種もみをのせて・・・・・・
「これをむいてみて!」
とうながすと、
「あれ~、茶色っぽいものがでてきた」
「それは米だよ。みんながいつも食べている白い米より、茶色いね」
(白米を見せて比較)
「この周りを削ったら、いつものお米になるんだよ」
「今から使う苗は、殻をかぶった米を種にして植えたというわけ」
何となくでも伝わっていればいいな~。
いざ、田植えに出発
初めは、農家の方に、実演していただきました。
どこまで、泥に沈めるかが、見ていただけではつかめない。
お尋ねしてみると・・・・・・
「泥に苗の根元をあずけるようにするだけ。」
「泥の中に埋めるなんて考えていたら、
我々農家は、たくさん植える中で、指が持ちやしません。」
すごく印象に残る言葉でした。
後で実際にやってみると、「泥に苗をあずける」という意味がよくわかりました。
さあ、全員はだしになって、田んぼに入ってみましょう。
水を張った田んぼの中は、ぬる~い。
足に泥がぬめっとまとわりついて、ずるずるっと足が埋もれていく感じ。
この感覚、子供だけじゃなくって、大人だって新鮮~。
みんなが植える位置がわかるように、
等間隔に赤い目印がついた長いひもが用意され、
田んぼの両端で、農家の方が持ってくれています。
みんながその目印のところに、苗を植えたら、
みんな後ろに下がり、ひもを後方にずらしていきます。
幼稚園児にできるのかと不安でしたが、
みんな上手にできるもんですね。
これには驚きました。
泥の中が楽しくって、田植えをちょこっとやっては、遊びに出かけてしまう子もいれば、
転んで泥水にはまって、全身泥だらけになってしまった子、
最後まで、はまって真剣に植えている子、
みんなそれぞれに楽しんでいました。
vol.2へ続く