「米作りの会」2013 田植え-Part2
Part1 (→コチラ) からのつづき・・・
このように、田植えをイベント化して、ぜひご一緒に!
と告知していると、
人を集めて、田植えをするというイベントを開くのも、
仕事としてしていると思われがちなのですが、
違います。
ボランティア でもありません。
大げさにいうと、
こういう 私の生き方 なのです。
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イベントを開くって、大変なことも多い。
安全に行う責任もあるし、
みんなに楽しんでもらわないとと気負う気持ちもあるし、
みんなに声をかけたはいいけれど収穫量が少なかったらどうしようとか。
そのほか、実務でも。
常に、自分に、
「何のためにやっているのか?」
と やる意味 を問いかけています。
もちろん、子供に米作りの体験をさせたい
その想いが始まりですが、
それだけだったら、
市がやっているような他の田植えイベントに参加したっていいのです。
でも、それだけではないから、
田んぼを一反借りてまで、
リスクも背負ってやっています。
私が求めているもの・・・・・・
それは、共鳴できる人たちとの
人と人の温かなつながりです。
いい子育てをするには、
いい仲間が必要だと私は考えています。
子供自身が学校で友達を作る
これも仲間ですが、
私は、親同士、大人同士、同じような意識で子育てしたいなと思っているいい仲間がいれば、
いい子育て環境を作り出せると考えています。
そして、それをすごく大切に大切に想っているのです。
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そして、もう一つ。
農園主の萩原さんの考え方に、深く感動しているからです。
萩原さんの話をお聞きしていると、
「自然とともに生きる」という当たり前のことを、
どこか忘れかけていたことに、気づかされます。
私のそれまでの仕事は、
どんな銘柄のお米の、どんなところがおいしいか、などを食べ比べたり、
どうしたらおいしく炊けるか、ということ寄りのものでした。
米が作られる「現場」の話を聞くにつれて、
私の中で、捉え方が大きく変わりました。
美味しいお米は?という角度からお米を見る仕事が故に、
手元に届いた もの言わぬお米と対話するだけで、
米作りの現場の声を聞くこともなかったのです。
自分の中で矛盾を感じました。
本物を知りたい、本物に触れたい、
その本物には、本物の味だけでなく、現実の米作りが抱える問題も含むということです。
私たち消費者が、もっと生産者と深いきずなを築くことが、
これからの 食のあり方 を変えていくのではないかと思います。
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米作りも三期目。
萩原さんとの出会いと、
共感してご一緒してくれている方々に、感謝しています。
そして、
この輪が広がっていくことを願っています。







