「米作りの会」2013 田んぼレポート2
私たちが田植えしてから5週間。
稲はずいぶん大きくなりました。
2013年7月28日
しっかり、大地に根をおろしているのが、わかりますよね!
うれしいです♪
田んぼに溝がついているのが、わかりますか?
入ってくる水、出て行く水の道をつけるために、溝を作る機械で、農園の萩原さん(息子さん)が溝をつけてくださったそうです。
植えるときに、植える場所の目安がわかるように、等間隔にしるしをつけたロープを張ってくださって、それを移動させながら、田植えしましたが、
去年、おととしは、それでも、終わってみたらまっすぐ植えられてなくてガタガタ。
この溝付け作業が、大変だったそうです。
萩原さんの息子さんは、
今回、田植え当日はお見えにならなかったので、私たちの田植えの様子はわからなかったのですが、
「今年は、今までよりもまっすぐ植えられていて、上達していましたね~」
「溝をつける作業が、スイスイできて、2本でいいところ、3本するするとつけてしまいましたよ~」
とのこと!
わぁ、うれしいお言葉ぁ~
稲は「分げつ」が進んでいます。
田植えでは、苗を3本ずつを1株にして植えると教わりました。
「分げつ」というのは、1株の苗が本数を増やしていくことで、
この3本の苗が25本まで育ちます。
25本まで育ったら、一旦田んぼの水を抜く「中干し」を行います。
中干しすることによって、25本以上には増えないようにするのです。
これ以上増えると、稲が大きく育たなくなるからです。
3本ずつ取るようにといわれても、結構むずかしいのです。
スポンジ状のシート(ポット)に種もみをまいて、そこから苗が出ている、
いわば、貝われ大根状態。
それを根元でちぎって、3本とるのですから、
田植えのスピードのなかで、
ぱっぱとやるのは大人だって手間取るし、
ましてや、子供はむずかしいですよね。
やっぱり、ごそっと植えちゃっているところはあるんですよね。
では、初めに3本をとって植えるのと、ごそっと本数をたくさんとって植えるのとでは、どういう違いがあるのでしょうか。
他の野菜でもそうですが、
種をまいて、たくさん芽が出てくると、
栄養を取り合います。
それではよく育たないので「間引き」をしますよね。
田んぼに植えたらもう間引きはできませんから、
種もみをポットにまいて育った苗を、3株ずつ植えることが、間引いてるようなものですね。
そして、株数が増えると、風通しが悪くなり、酸素が行き渡らなくなります。
それによって、生長が悪くなるのです。
なるほどですよね~。
夏の太陽の光が稲には大切!
私たちにとっては、ジリジリと暑過ぎてでかけられませんが、
稲には頑張って大きくなってもらいましょう