子供料理教室 キッズ・クッキング(園児~小学生) 2013.12月度おせち料理のご報告
あけましておめでとうございます
今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
こちらは、年末に行った、
年少~2年生対象のキッズ・クッキングで
子供たちが作った、おせち料理です。
ここ数年、ブログの更新がぼちぼちしかできなくて、
昨年開催したキッズ・クッキングは、ほとんど告知も報告もできていませんが、
継続して、どんどん回を重ねています。
落ち着いたら、さかのぼって思い出としてアップしますので、
今年も応援、よろしくお願いいたします。
ではでは、
2013年12月度
キッズ・クッキング おせち料理を作ろう!のご報告。
献立
●白みそのお雑煮
●田作り
●栗きんとん
●海老のつや煮
●黒豆羹(かん)
●ゆずゼリー
●黒米入りご飯
白みそのお雑煮
まずは、だしをとることから、毎回はじめます。
昆布の香りをかぎ、触ってみて。
昆布って、何かな?どんなお味?
これを水に入れたらどうなるか、みんなで予想してみます。
みんなで昆布を持っているところ↓
雑煮には、雑煮大根という細~い大根を使います。
お正月ならではですよね~。
この時期にしか売っていないので、
初めてみるお子さんがほとんどです。
どうして、こんな細い大根を使うのか?というお話しをしていきます。
細いと、輪切りで使える。断面が丸い。
雑煮には、丸いものを使いたい。
関西では、お餅も丸いものを使うし、サトイモを入れる場合はこれも丸さを意識して切ります。
それは、なぜ?と話は続いていきます。
金時にんじん
こちらもどうしてこんなに赤いにんじんを使うのかのお話しをし、
いつも使っているにんじんと、色も長さも全然違うねということを
比べてみたり。
この時期にしか学べないことなので、
年末年始のプログラムには、必ず金時にんじんは入れています。
黒米は古代米。
それで赤い色をつけて、ここでも紅白を意識しています。
ちなみに、古代は、赤米を蒸してそれを赤飯として神に供えていました。
今も、赤米は黒米と同様に手に入りますが、
赤米オンリーで炊くと、くせがあって食べにくい。
だからといって、白米に混ぜると、赤米からは色素が出ないので(赤米を赤くする色素は、水に溶けない性質があるのです)
白米ごはんに、赤い粒つぶが混じっている状態になります。
そこで、今回は黒米を使用。
黒米のアントシアン色素は、水に溶けやすく、溶けると白米に混ぜた場合は赤紫に見えます。
米1合につき、大匙1も混ぜれば十分。
これで、紅白にしたわけです。
田作り
栗きんとん
海老のつや煮
見て!海老はひげが長いね~。
それから、海老に爪楊枝をさして、腰が曲がった形にしていきます。
これって、人間にたとえると、どんな人?
おじいさん
そうだね!
腰が曲がるほど年を取るまで、元気に長生きできますように
という願いが込められています。
↑海老の背ワタを取るのも、初体験。
みんなどうして海老をわざわざ曲げるのか不思議だったけれど、
よくわかったね。
これから、おせちを見るときに、そこに気づくようになるかな~♪
黒豆羹
寒天をちぎる、バリバリって感触や音。
それがやわらかくなる様子。
煮ると、なくなっちゃう。
実験みたいで、おもしろいね。
4種のおせち膳
いつものキッズ・クッキングでは、合計4品が基本ですが、
今回は初めてこんなに盛りだくさん作りました。
みんなよく頑張りました!
おせち料理には、先ほどの海老のように、1つ1ついわれがあります。
今回のレッスンでは、どうしてもそれを子供たちに教えてあげたくて、
欲張って、こんなにたくさん作ったのです。
おまけのデザートまであります。
ゆずゼリー
ゆずの香りも、この時期触れる機会が多いですよね。
香りは知っていても、
搾ってみると、
あれれ? あんまり果汁が出ないよ!
黄色い皮だけすりおろすよ。白いところは苦いよ。
な~んて、
料理してみないとわからないことって、たくさんありますよね。
季節を感じさせる、日本のかんきつ類のひとつ。
みんなに、ゆずが料理に出てくると、冬だなって感じるようになってほしいな。
折敷に盛り付けるだけで、ぐんとお正月の雰囲気が出ますね。
いただきま~す
こんなにたくさんの量を、まだ小さいお友達もぺろりと!
自分で作ると、おいしいね~☆
そして、おせちのいわれだけではなく、
お正月のいわれ
のお話しもたくさんしました。
・そもそも、お正月って何?
・何で、あけましておめでとうっていうの?
・お正月前に、大掃除したり、おせち料理を作る意味は?
・お正月飾りのしめ縄はどうして玄関に飾るの?
・お正月って、いつ終わるの?
・お年玉はどうしてもらうの?
e.t.c.
子供たちに、伝えていきたいことは、数多くあるけれど、
毎年、少しずつ、いろんなことをみんなで学んでいきましょう。
「へえ~っ、そうなんだ~」
と知ることは、大人も子供も楽しいですよね♪
そういう気持ちも感じてもらいたいな。
今年は、年も押し詰まって、年末にこのレッスンができたので、
おせち料理やお正月のいわれの話が、
記憶に新しいまま、新年を迎えられる!
貴重な経験ができました。
そこで、家族でまたこの話ができたらいいですね。