小豆がゆ
小正月の小豆がゆのできあがり~。
夕食に、家族そろっていただきます。
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本日 1月15日
この日は、旧暦による古代正月のなごりで、
元旦から7日までの大正月に対して、
小正月と呼ばれます。
(厳密には、1月14日の日没から15日までの間)
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この日は、五穀豊穣を願う、農耕儀礼の一つとして、
小豆がゆ を食べる習慣があります。
五穀とは、米、麦、豆、粟、ひえ の5つ。
そのうち、ハレの日の食べ物である、小豆でつくった粥です。
赤色は、邪気を払うと言われている色です。
赤飯も同じように、ハレの日の食べ物ですよね。
お味も、赤飯風おかゆ といった感じでしょうか。
ハレの日の食べ物でもある、餅も入れます。
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今からでも夕食に間に合うかも!?
<作り方>
1.小豆はたっぷりの湯で弱火で5分くらいゆでて、ゆで汁が薄茶色になったら、一度湯を捨てる。(「渋切り」といいます。小豆のアクを除きます。)
2.新しい水を加え、小豆がやわらかくなるまで40~50分ゆでる。やわらかくなったら、塩で味つけ。
(ゆで小豆(無糖・赤飯用)が売っていれば、それを使うと手っ取り早いです。)
3.炊飯器でおかゆを炊く。
4.③に小豆とゆで汁を加え、塩で調味する。
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ちなみに、
餅花・繭玉(まゆだま)を飾るのも、小正月の時期です。
(ちなみに、大正月に飾るのは、門松。)
餅花飾りは、五穀豊穣を願って、
餅や団子を、木の枝(柳など)にさして飾るものです。
繭玉飾りは、餅花の一種で
養蚕が行われていた地方で、よく行われていたようです。
その年の蚕(買込がよく育つようにとの祈りを込めて、
上新粉で繭に見立てた団子を作り、
枝にさしたそうですよ。
来年は、子供と餅花も作ろうかな~。
本日も最後までご覧いただき、ありがとうございました。
「料理は科学で、もっとおいしくなる!」
食育(子供料理教室・講演)・調理科学・フードコーディネート
Manyoria int’l (マニョリア)
木村 万紀子