食育について想う
人はつい他人と比べてしまう。
とかく子育てに関しては、そうだと思いませんか。
でも、最終的に、
わが子が成人したときに
「お母さん、僕・私を産んでくれて、
温かな愛で育ててくれてありがとう。
お母さんが、私のお母さんでよかったよ。」
といってもらえることが、親として何よりの喜びなのかなと思って
私はそんな未来を思い浮かべながら、
育児、真っ只中の
毎日を過ごしています。
♡ ♡
親―子 の絆。
私は、毎日の「食」は、
親の愛を運ぶものだと思っています。
子供の人生の中で、
親が食事の世話をしてやれるのって、
大学で親元を離れると、
もしかすると18年しかないかもしれないのですよね。
そう考えると、小学校3年生で、
すでにもう折り返し地点かもしれないのです。
子供が、思春期になって、
私と言葉を交わすことが少なくなることがこれからあっても、
朝ご飯・お弁当・晩ご飯と、
私は言葉にして伝えるには
照れくさいくらいの 我が子への愛 を、
そこに込めることができる。
その想いに、子供が気づくのはいつか。
そのときに、お弁当を食べながら、心の中でひそかに思ってくれているか、
自分が親になって、初めて気づくかな。
何も食に限ったことではありません。
洋服のほつれを直してくれたこと、
毎日、当たり前にたたまれている洗濯物のこと、
朝起きて、いつものように学校に行けること自体、
あげていけば、きりがありません。
「感謝」の心をあらゆるところに感じられる人に育てる
ということで、
親として、愛を持ってしてあげられることは、
きっとたくさんありますよね。
☆ ☆
明日は、京都の新阪急ホテルで開催される
食育の講演会で
お話しすることになっています。
こんなことを日々考えながら、子育てし、
食育を仕事としても伝えていることを、
講演会のご参加者と、心を通わせながら、
話し進めていけたらいいなと思います。
家族がまだ寝静まっている朝、
一人で、じっとそれを考えているだけで、
想いがあふれて涙が出てきそうになる、私です。
本日も最後までご覧いただき、ありがとうございました。
「料理で 子供たちの生きる力 をはぐくむ」
食育(子供料理教室・講演)・調理科学・フードコーディネート
Manyoria int’l (マニョリア)
木村 万紀子